本文へスキップ

鵠沼の地名の由来となったはす池を大切にしましょう!

はす池の自然を愛する会の活動報告report

特定外来種アゾラ・クリスタータの駆除から、メダカ放流区設置、舞妃蓮の移植まで

 

ガマやヨシ、アゾラクリスタータにより被われた第一はす池    ガマやヨシを刈り取り棚田のようにしていきます

        棚田は対岸まで到達しました            棚田の中の赤いアゾラをすくいとります

   池の中央にある第一中島のヨシを刈り取りました         残るは左奥に見える第二中島です

  タモ網で丁寧にアゾラをすくい取りガラ袋に詰めます      とりあえず棚田内のアゾラを取り除きました

 見た目は広くなり赤いアゾラも見えないようですが・・      土手の草むらの中にもアゾラがあり刈り取ります

 土手に水をかけ、自生しているアゾラを水面に戻します     増水させて土手に自生しているアゾラを浮上させます

  台風により仕切りのヨシが吹き寄せられてしまいました     仕切りのヨシとアゾラをガラ袋に詰めました

 これまでに詰めたヨシやガマ、アゾラの総数は約7トン        広々した第一はす池になりました

 土手に残るアゾラの胞子を封じ込めるため泥を塗り込みます    しかし翌春、土手でアゾラが発芽しました

   池一帯に広がらないよう岸際に仕切りを作ります      排水口付近に吹き寄せられたアゾラをすくい取ります

 アゾラの繁殖力が勝り、夏には池が真っ赤に戻りました            再び棚田作戦を実施

   外周のヨシや下草を刈り込んでいきます              周囲の草を切れいに刈り込みました

    アゾラ駆除の下準備が終わりました          鵠沼アゾラバスターズ48を結成し、一斉駆除を実施

 老若男女、総勢60名ほど数日かけアゾラを取り除きました     再びきれいな第一はす池となりましたが・・・

   翌春、残った胞子からアゾラが再々発生         今度は雑草を刈り地面をガスバーナーで焼きます

         二年越しの燃焼作業は延べ100日以上を要し、6年間で完全駆除に至りました

 アゾラが無くなった第一はす池に舞妃蓮を植え付けました    その年、3輪の花が咲きました(タライに入った舞妃蓮)

 藤沢メダカのふる里であるはす池にメダカの放流区を設置       総勢200名で藤沢メダカの放流会を実施

タライで育てた舞妃蓮を2015年春に第一はす池に直植えしました   四方八方に地下茎が伸び広がっています

       無事に1輪目が開花しました          アゾラの脅威が去った第一はす池でカルガモの雛が孵りました

   たった2株の蓮根から短期間に広がった舞妃蓮           淡い薄紅黄色系の花弁がとてもきれいです

  国で指定している特定外来種のアゾラ・クリスタータ(水生シダ植物)が、2008年(平成20年)に第一はす池と第二はす池で忽然と大量発生しました。アゾラ・クリスタータ(以下:アゾラ)は水中のリン分を栄養源として、爆発的に増殖し、水面を被い尽くして日光と空気を遮断し、水中生物を危機に追いやる外来植物です。まずは元の生態系を取り戻そうと、はす池の自然を愛する会や桜小路公園愛護会、藤沢市公園みどり課の職員、近隣のボランティアらで第二はす池のアゾラの駆除を行いました。池の中に入り、ネットや網戸でアゾラをすくい取って陸揚げし、蓮やヨシを刈り取って、くまなくアゾラを取り除きました。また、アゾラは地面に根を下ろして自生するため、土手に生えているヨシや下草も刈り取り、その下のアゾラを土ごと削り取ったり、ガスバナーで葉や胞子ごと燃焼させるなど、約3年を掛けて第二はす池の完全駆除を終えました。アゾラ駆除の効用で第二はす池の誠蓮は活性化し、夏には多くの花が咲くようになりました。
 一方で、第一はす池は鵠沼高校のグランド化工事と合わせて造園し直された以後、池の中は手つかずの状態となり、池全面にヨシとガマが繁殖し、その中でアゾラが大量繁殖したため、池の存在すらわからないような状況でした。まずはヨシとガマを刈り取って、マス目のように並べて、その中のアゾラを網ですくい取って、ガラ袋に詰めて陸揚げし、焼却廃棄するという事を数年繰り替えしました。2012年(平成24年)には鵠沼アゾラ・バスターズ48を結成し、藤沢市の美化ネットふじさわに登録して第一はす池で数回の合同アゾラ駆除を実施し、2013年(平成25年)には水面上のアゾラを取り除く事ができました。2014年(平成26年)は、土手に自生しているアゾラの葉と胞子を燃焼駆除し、6年掛かりで完全駆除に至りました。
タウンニュース藤沢版2012/12/9号 はす池で外来浮草駆除 有志60人が力合わせ


第一はす池に舞妃蓮を植え付け


はす池の愛称で親しまれている第一はす池、第二はす池は、渇水化により、はす池の自然を愛する会が発足した当時はすでに蓮がない状態でした。当会は1992年(平成4年)に藤沢市に働きかけ、京都より誠蓮の蓮根を移植し、毎年6月下旬から8月下旬には、ピンク色の大きな花が千輪以上咲くようになりました。
タウンニュース藤沢版2011/7/15号 鵠沼でハスが満開


第一はす池については、2014(平成26年)4月30日に宇都宮城跡蓮池再生検討委員会事務局長の印南氏らの協力を受けて、舞妃蓮という花蓮を移植しました。舞妃蓮の母は古代蓮で有名な大賀蓮、父は米国原産の王子蓮で四国の故坂本氏が交配して、丹精込めて育て増やした蓮で、皇后美智子様に献上された由緒ある花蓮です。2ヶ月後の6月30日に一輪目の白い花が開始し、6株植えた1株から3輪の花が咲きました。2015年(平成27年)は前年より広がってきています。
タウンニュース藤沢版2014/5/16号 鵠沼の池にはす移植 早ければ今夏にも開花


はす池調査に協力

  第二はす池では、1998年(平成10年)より藤沢市教育文化センターと藤沢メダカの学校をつくる会主催の蓮池の生態調査が毎年7月に行われています。
 神奈川県水産課の職員の指導のもと、藤沢メダカの学校の児童と保護者ら40名が環境教育活動の一環として参加し、池の中に入って、ヌマエビやクチボソ、メダカやザリガニを採取し、種類や数を調べます。また、プランクトンや水質調査も継続して行われています。当会も毎年この調査活動に協力しています。
藤沢メダカの学校をつくる会 


第一はす池の試験放流区に藤沢メダカを放流

 藤沢メダカは、鵠沼在住の池田氏が1957年(昭和32年)にはす池から採取し自宅の池で飼育していたものを、1995年(平成7年)に自然教育に関心のある教育者が発見し、調査したところ境川水系に生息していた固有種であるということがわかり、藤沢メダカと命名されました。
 1996年(平成8年)には藤沢メダカの学校をつくる会が発足し、藤沢メダカの純系の遺伝子を守りつつ、児童生徒や藤沢市民と共に環境に目を向け、藤沢メダカを通じて、自然を保全していく心を育てていくための事業を行っています。同会は最終的に境川水系に藤沢メダカを放ちたいという目的があり、2014年(平成26年)10月11日にはす池を自然愛する会と藤沢メダカの学校をつくる会が協働し、藤沢メダカのふるさとである第一はす池の試験放流区に数百匹の藤沢メダカを放流しました。今後の成長と繁殖が楽しみです。また、定期的に観察会を実施する予定です。


はす池の自然を愛する会

〒251-0038
神奈川県藤沢市鵠沼松が岡2-1-6
はす池の自然を愛する会 事務局

TEL 090-8566-0990
e-mail kugenumahasuike2@gmail.com

入会お問い合わせ - はす池の自然を愛する会